新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
いつも私どものWebサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
また、旧年中は多くのお客様からのお問い合わせとご注文をいただき、感謝申し上げます。
2022年夏には9年ぶりに当社Webサイトをリニューアルし、スマートフォンからの閲覧やお問い合わせに対応することができました。
まだまだ見づらい箇所や読みづらい文章など、私たちの技術力が分かりやすく伝わりにくい部分がございますが、引き続きWebサイトを改善し、皆様のものづくりに協力できる弊社の魅力を発信し続けてまいります。

本年も昨年以上に皆様の期待を超えるような品質と納期をご提供できるよう、社員一丸となって尽力して参ります。

2023年も株式会社出口織ネームをよろしくお願い申し上げます。

織りネームの最低ロットや費用を知りたい 50枚でも作成できますか?

最低ロット_綾織ブランドタグ

「織りネームは何枚から作ってもらえますか?」
「お守り袋の最低ロットは何個ですか?」
といったお問い合わせを多くいただきます。

私たちは最低ロットを決めていませんので、1枚でも50枚でも100枚でも作成いたします。
新ブランドを立ち上げて初めて織りネームを作られるデザイナーの方や、参拝客に氏名入りのお守り袋をお渡ししたい寺社のご担当者様からすると、最小ロットは何個から作ってもらえるのかはとても気になることですよね。

干支のお守り_最低ロット

織りネームやブランドタグだけではなく、お気に入りの写真を織物生地にしたものなども1点から制作できますので、お気軽にお問い合わせください。
ただ、費用に関しては注意していただきたいことがありますのでご説明いたします。

○型代
織りネームやお守り袋など織物生地を作るには「型」と呼ばれる織物の設計図を作る必要があります。
これは織物生地の作成費用とは別にいただく費用になりますが、初回だけ発生するもので、2年以内に追加のご注文あった場合、型代はいただきません。
この型作成費用はデザインの大きさや細かさ、色の数によって変動し、ご注文数の多い少ないとは関係が無い費用です。

○製品代
織りネームやお守り袋などの製品代は、ご注文いただく数量によって生地単価が変動します。
ご注文数が多い場合は効率よく生産できるため生地単価が安くなり、逆にご注文数が少ない場合は生地単価が高くなります。
この生地単価にご注文数量を掛けたものが製品代になります。
お客様にお送りする御見積書では、数量ごとに単価と金額が表示されている箇所です。

○初回ご注文時の費用
 ・型代
 ・製品代(生地単価×ご注文数量)
 ・送料
が最低限必要になります。
そして、ご注文内容によっては、デザイン作成費やブランドタグの折り曲げ加工費用、お守りの部材費用、試作費用などが発生いたします。

最低ロットを決めておりませんが、費用に関してご注意いただきたい点は、
 「ご注文数量が300枚までは製品代があまり変わらないことが多い」
ことです。

織りネーム_梨地織り-最小ロット

50枚の織りネームをお作りになる場合も、300枚の場合も製品代はあまり変わらないという感じです。

100枚の制作をお考えのお客様はお見積書を見ていただくと、300枚以上にご注文数を変更される方が多くいらっしゃいます。

デザインの緻密さや生地の寸法などで多少の違いがございますので、Adobe Illustrator VerCS5 のデータを添付してお問い合わせいただけると、正確なお見積もりができます。

織ネームのお問い合わせはこちらから!

織りネームのサンプルや織り方見本を送って欲しいというお問い合わせ

初めて織りネームやブランドタグを作られるお客様からのお問い合わせはたくさんいただきます。
「分からないことばかりですが、注文出来ますか?」
「色々教えていただけますでしょうか?」
などなどから始まるお問い合わせです。

お客様からすると、織りネームやブランドタグは織り方が何種類かあったり、
織る機械が違うと仕上がりが異なるとか、色はどんな具合に仕上がるのか?
などなど分からないことが多いですよね。

ですが、 『全く問題ありません!!』

朱子織のブランドタグサンプル

私たちがお見積りに必要な情報は下記の5点です。

 (1)デザインデータ
 (2)寸法
 (3)折り曲げ方法
 (4)取り付け製品
 (5)制作枚数

これらの情報をいただけますと、正確なお見積もりが可能です。

(1)デザインデータ
写真でもお見積りは可能ですが、Adobe社 Illustrator(イラストレーター)で実際の寸法で作成されたデザインデータの方が、確実なお見積りができます。
その際は「文字のアウトライン化」と「Ver.CS5」にダウングレードして保存していただいたデータを添付してください。
このデータはブランドタグを作成するときに必要になります。もしイラストレーターでデータの作成が難しい場合は、弊社でも作成が可能ですので、データの元になる写真や手書きの資料をお送りください。その際には、お作りしたいサイズに近いサイズの写真でお送りいただけるとスムーズにお見積りができます。

(2)寸法
これは(1)のデザインデータを実寸で作成いただければ問題ありません。
まだデザインデータが無い場合や、写真・手書きでのデザインの場合にはご記入いただきたいです。
折り曲がった状態での寸法と生地全体の寸法など、お客様と認識違いが発生するといけませんので、ぜひご記入くださいませ。

(3)折り曲げ方法
織りネームは取付方法により、数種類の折り曲げ方法があります。
下記のページにはカット加工(折り曲げ)一覧がありますので、ご希望の形に仕上がるカット加工をご指定ください。
 カットと折り曲げ加工:https://doname.co.jp/skill/cut-fold/
折り曲げ方法によっては、縫い代の確認や織り方向の変更などお客様のデザインを最適に再現するために参考になります。
折り曲げの縫い代もお客様のご要望に合わせることができますのでお伝えください。

織りネームの折り曲げ方

(4)取り付け製品
織りネームがどのような製品のどこに取り付けられるのかが分かると、織り方選びの参考になります。
例えば、バッグの外側に取り付けられる場合は、他の物と触れ合う機会が多いでしょうから、擦れに強い織り方や糸をご提案させていただくこともできます。
逆に肌に触れる場所であれば、触れても痛くない織り方や切り口が柔らかくなる方法処理をおこなうなど、最適な製品をご提案できます。

(5)制作枚数
制作する枚数によって単価が変わります。
弊社では最低ロットは設けておりませんので、1枚でも作成いたします。
過去に何度か1枚だけのご注文はありましたが、1枚あたりの単価が高くなります。
織り方やデザインの色数にもよりますが、300枚までは織りネームの総額はあまり変わらないことが多いです。1枚のラベル代と300枚のラベル代の総額が近い感じですが、500枚や1,000枚となると、1枚作成した価格よりも高額になります。
もちろん、その場合の1枚あたりの単価はさらに安くなります。
ご希望枚数ごとにお見積りもできますので、2,3パターンの制作枚数をお知らせください。

このような情報をいただければお見積りはできますが、実際にどんな具合に出来上がるのを確認出来ないと不安ですよね?
そのため、生地サンプルや織り方見本を送っていただきたいというご要望もいただきます。
しかし大変申し訳ございませんが、弊社で制作しているものはすべてオーダーメイド品ですので現物の送付は控えております。
弊社の織り見本帳画像や自社サンプル品の画像はお送りできますし、有償にはなりますが、お客様のデザインデータで試作品を作ることも可能です。
色の再現はもちろん、細い線や小さい文字の再現具合を重視される場合は、ほとんど方が試作されてから本番生産になります。

色に関しては特に、認識のズレが無いように確認していただきたいです。
以前、色選びの難しさについて書いた記事がありますので、参考にご覧ください。


まずはお気軽にお問い合わせいただければ、詳しい担当者が説明し、どのような仕上がりをご希望されているのかを遠慮なくお聞かせいただければ、最適なご提案いたします。

お問い合わせは下のボタンからのお問い合わせフォームやお電話でもお待ちしております。

織りネームのお問い合わせはこちらから!

 

織物で作る縁起物や凧揚げ大会グッズにおすすめの凧(たこ)を作成中

私たちはジャガード織機を使って『織物製凧』も作っています。
2006年から制作しており、毎年新年の縁起物としてご注文いただいています。
その年の干支をテーマに弊社でオリジナルのデザインを作成し、お客様にご提案しています。

普段作成している織りネームやブランドタグはお客様のデザインを忠実に織物で再現することを目指していますが、この凧は弊社のデザイン担当者が自由にデザインや色を選ぶことができる製品です。
もちろん、お客様の了解を得られるまでデザインの修正は続きます。
デザインの提案を任せていただけるととてもありがたいご注文です。

そんな織物製凧ですが、私たちのジャガード織物生地だけでは完成しません。
凧の骨組みになる竹材や凧の形を作る糸などを組み上げて完成させています。
業者さんから入荷した竹材は、先端が角ばっているのですべて研磨して、生地に竹材を通りやすくしています。
と同時に、完成した凧を持った時に竹材の先端で怪我をしないように、角を落としています。

織物製凧竹材を研磨

今年は複数人のスタッフで協力して研磨工程をおこないました。
慣れない作業で時間がかかったかもしれませんが、今まで以上にお客様の製品に愛着が湧いたようです。
また、竹材を研いでいる時は、製品を購入されたお客様がどんな感想をお持ちになるのか、小さい子が持った時に怪我をしないだろうかを気にしていたようです。

凧の生地もそろそろ織り上がってくる予定ですので、過去の生地で組み上げの確認をしています。

織物製凧用竹材研磨02

織物製凧を作成中

写真のように裏面も糸が出たままではなく、生地として織り上げています。
もちろん、表面はデザインがしっかり織り込まれています。
さらに、裏面には竹材を通す穴を作ってあり、生地の折り曲げなどはありません。
紙の凧では竹材を固定するために折り曲げたりしていますが、私たちの織物製凧は『袋織』技術を使って、縫製作業無しで作ります。

織りネームなどで培った織り技術を活用して、縁起物や記念品、凧揚げ大会用グッズなどにもおすすめの、織物製凧についてのお問い合わせもお待ちしております。

 

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