カテゴリー別アーカイブ: 出口織ネームの日常

出口織ネームの出来事や想いを気軽につづります

ブランド織ネームを正確に作ることができる業者に必要な3つの技術

ブランド織ネームを正確に作ることが出来る制作業者を選ぶには、業者が持っているべき3つの技術を確認するのが良い選び方だと思います。

制作業者には私たちのような機屋(はたや)や織り元(おりもと)と呼ばれるところがあります。
これらは実際に織物を織る機械である「織機(しょっき)」を使って自分たちで織っている業者のことをいいます。
工場には織機があり、糸も様々な種類と太さを在庫しています。
私たちの工場にも織機が複数台あり、作る織ネームの色や付加価値に応じて織機を使い分けています。

そして私たち制作業者の制作の流れは、
 ・デザインの表現や織ネームの取り付け位置などを考慮した織り方を決める
 ・織り上がりがデザインデータの色に最も近くなる色糸を選ぶ
 ・お客様のデザインデータから織物の設計図である「型」を作成する
という準備を経て試し織りに進みます。

試作した生地を見て、デザインはもちろん、色の再現性や寸法の確認をおこないます。
この試し織りをした後、お客様のデザインを正確に再現するためにはこれらの3つが必要になります。
 ・『型の修正
 ・『織機(しょっき)設定の微調整
 ・『色糸の変更
の3つが必要です。
これらのことを自由に出来る業者を選ぶことができれば、あなたのブランド織ネームは50%以上完成しています(笑)。

 

①織物の設計図「型の修正」とは


ブランドタグのお見積もりをされた人はご存じだと思いますが、見積もり書に「型代」という項目がありませんでしたか?
これは印刷でいう「版代」に当たります。
織ネームを制作するにはタテ糸とヨコ糸をどのように動かしてデザインを再現するのかを決めた設計図が必要になります。その設計図のことを「型」と呼んでいます。

この型はコンピュータのソフトで作られており、髪の毛のような細さのタテ糸や、様々な素材・色のヨコ糸を1本ずつ制御しています。
お客様の織ネームタグの仕上がりはこの「型」の出来具合に大きく左右されます。

試作した生地を確認し、寸法の調整やデザインの表現などを修正するために織り方を変更することが『型の修正』です。
この『型の修正』を繰り返すことで、お客様のデザインを正確に表現出来る織物が仕上がります。

 

②織機設定の微調整とは

上の『型の修正』と合わせて、織機の動きを微調整することもあります。
『型の修正』だけでは織り具合を調整しづらい場合には積極的に織機の設定を変更しますし、色糸(ヨコ糸)だけではなく、タテ糸の張り具合でも織物の仕上がりが変化するため、織物毎に最適な糸張力に微調整をおこないます。
昔の機械から比べれば楽に織れるようにはなりましたが、それでも職人の経験が必要な仕事です。

 

③色糸の変更とは

お客様のデザインの色を再現するには色糸の選択が重要になります。
しかし、色糸は印刷物と比較すると色の種類が少なく、「型」の基本となる織り方にも影響を受けて織物の色が変化する特徴があります。

上の写真は糸の見本帳ですが、例えば紫色の「M-402」という1つ糸番号に対して4種類の色が見えませんか?
実はこの4種類とも同じ色の糸で織ったものですが、織り方が異なっているだけです。
 左上:トジ15本
 右上:5枚裏朱子
 左下:綾4×4
 右下:5枚朱子
このように織り方を変えると同じ色の糸でも再現される色が変わってしまいます。

上の『型の修正』をおこなった場合、同じ色糸では色の出方が変わることがあるため、
色糸の変更も同時におこないます。

 

このように、『型の修正』、『織機設定の微調整』、『色糸の変更』はすべて連動しており、
どれか1つだけの修正で完成する場合もありますが、細かなデザインなどはこれら3つの技術を組み合わせて試作を繰り返し、デザインと色を正確に表現します。

 

この3つの技術には制作業者が「機屋」や「織り元」であることに加えて、「型」を自社内で作っている業者である必要があります。
というのも、「型作り」を外部の業者に委託している場合は、試作生地の写真を送って型作成業者に型の修正してもらうことになります。
写真だけでは細かな不具合に気づきにくく修正が完了するまでに何度もやり取りが発生し、かなりの時間がかかります

また、機屋は「型」の修正を依頼して、修正した「型」が届くまで織機を止めておくことになり、
仕事の効率が悪化するため費用の上昇や納期の遅延が発生する可能性があります。

私たちのように、実際に試し織りをした現物の生地を見て、型を作った人が直接修正する方法が、
最もデザインの再現精度が高く、短時間に型が完成します。

もちろん、当社以外の制作業者に依頼する場合にも、
 ・『型の修正』
 ・『織機設定の微調整』
 ・『色糸の変更』
これら3つの技術を持っている業者さんへ依頼すれば安心だと思いますのでご参考にしてください。

私たちはお客様のご要望に可能な限りお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

 

オリジナルのブランドタグを業者に注文する時に必要な2つのこと

私たちはオリジナルのブランドタグの制作を長年続けており、お客様ご希望のデザインデータを正確に織り上げることに自信をもっています。
織ネームはブランドの顔と考え、最適な織り方、糸素材をご提案させていただくために、詳細な質問させていただくこともございます。

納期が短い場合など、それらのやりとりがご面倒かもしれませんが、結果的には最短時間でお客様のご要望にお応えできる方法ですので、ぜひご協力をお願いします。

そこで、お客様がブランドタグを制作業者に注文する時にご準備された方が良いことをご紹介します。
私たち以外の制作業者にご注文する場合にも当てはまると思いますので参考にしてみてください。

 

①ブランドタグのデザインデータ作成について

私たちはお見積もりの正確性とご注文後の迅速な制作進行を考慮して、デザインデータはAdobe社のイラストレーターのデータをお願いしています。
このデザインデータにおいて、下記の点を踏まえたデータを作成いただければ、正確なお見積をスムーズにお伝えすることができます。また、デザイン修正の手間が省け、速やかにブランドタグの制作に取り掛かることができます。
 ・文字の大きさは英数字:1.2mmひらがな・カタカナ:2.0mm漢字:3.2mmまで
 ・生地端から文字や絵柄までは2mm離す

織物での再現が微妙な寸法での制作は、完成後にお客様の想像と異なることがまれに発生しますので、試作されることをおすすめいたします。

 

②色の指定について

お客様がデザインデータで作成された色と織り上がったブランドタグの色が異なることほど残念なことはありません。
この色のズレが発生しないためには、「デザインを印刷した現物を送付」していただくか、DICカラーガイド18版 第1巻、第2巻、第3巻での「DIC番号を指定」していただくのが最善の方法です。
他の制作業者様ではPANTONE(パントーン)を使用されているところもあるようです。

デザインの色を共通して認識できる方法でご提供いただければ、私たちがご希望の色に最も近くなる色糸を選び、織り上げるという工程が正確でスムーズにおこなえます。

お送りいただいたJPEGデータやPDFのデータを私たちがPCで見て色糸を選ぶ方法では、PCモニターの設定によって見える色が異なり、お客様のイメージ通りの色にならない可能性があります。

さらに色の再現に強いこだわりをお持ちのお客様には、必ず試作することをおすすめいたします。
微妙な明暗などは見る人により若干の違いが生じますので、お客様の商品同様、ブランドタグの色へのこだわりに、私たちもお応えいたします。

 

この「デザインデータの作成」と「色の指定」にご注意いただければ、とても正確でスムーズな制作になり、品質と納期においてお客様もご満足いただけると思います。

逆にこれらの情報をいただけないと色の確認に時間がかかり、納得のいかない仕上がりになったり、納期が遅れることもありますので、ご準備されることをおすすめします。

私たちは、お客様のこだわりにお応えしますので、お気軽にご相談ください。

 

超小ロット多品種商品製造に向けて新織機導入

とても久しぶりに書く織ラボです。
ほぼ1年半以上も空いちゃいましたね。

その間に新しいジャガード織機が当社に入りました!

この織機、これまでの機械と大きく異る点があり、今まで織れなかった糸で生地を織ることが出来るんです。

イタリア人営業マンが言うことなので、鵜呑みには出来ませんが・・・(汗)。
これから、いろんな糸を使って試し織りをしてみたいと思います。

この織機は2016年に採択された、『ものづくり補助金』という全国中小企業団体中央会の補助金事業を活用しました。

2ヶ月程かけ、30ページ以上書いた申請書には、今後ますますニーズが増えるであろう、『多様性』製品の製造に関することを書き綴りました。
他社には出来ないモノづくりで、多くのお客様のご要望にお応えできるように準備いたします。

これまでも納品実績のある、1つ1つ異なる番号が入ったシリアル番号織ネームや氏名が入ったミサンガなど、デザインの多様性製品を今後も強化して参ります。
そして、新型織機の最大のメリットを活かした、これまで使えなかった糸を使った機能性繊維を使った製品を開発します。

現在、少しずつ準備を進めておりますので、何か形が見えてきたらこちらでご紹介させていただきます。

Artisan社製「疾風」が進化して「乙」に! eスポーツ急成長中

日本でも急成長中のeスポーツに必須なのが高性能な道具です。

当社がArtisan社に提供している『疾風』や『疾風 乙』がその道具のおすすめになることを願っています。

eスポーツとは?FPSってなに? という人は『Artisan×DEGUCHI 布製最高峰マウスパッド』のサイトをご参考にどうぞ。

最近、日本でもeスポーツという言葉を見ることが増えました。

秋葉原にある「e-sports SQUARE」はe-スポーツプレイヤーのための施設で、 ゲームをすることはもちろん、プロが出場する大会を見学することができます。

FPSなどのeスポーツは圧倒的に海外の方が盛んです。

特に韓国では子どもたちの将来なりたい職業の2位が「プロゲーマー」だそうです。

野球選手やサッカー選手になりたい子供は日本でも多いですが、”ゲームのプロ”が憧れの職業になっているんですね。

優勝賞金が”1億円”などeスポーツが他のプロスポーツ同様に扱われているので、憧れる子どもたちが増えるはずです。

それくらい、eスポーツ先進国ではプロゲーマーが認められているようですね。

プロ野球選手やプロゴルファーは使う道具に非常にこだわります。

バットの重さがちょっと違うだけで、その違いを感じ取るほどです。

このことは先進国のプロゲーマーにも当てはまり、eスポーツのプロはマウスやキーボードなどの道具に強いこだわりをもっています。

もちろんマウスパッドもマウスと同じくらい大事な道具として扱っています。

当社が製織しているArtisan社の『疾風』、『疾風 乙』も滑り具合や耐久性など、微妙な違いを感じながら作ったものですので、他社製のマウスパッドと性能の違いを感じてもらえるとうれしいですね。

高性能マウスパッドはArtisan社のオンラインショップへ