月別アーカイブ: 2014年1月

朱子織で作ったブランドタグをマイターフォールド折り曲げ

「朱子織」で制作した織ネームの事例です。

この細さを織物で表現するのは、一般的な織ネームより工夫が必要になります。

また、吊り下げにも耐えられるような『強度も持たせた織り方』を選んであります。

織(おり)組織に「朱子織」を選んだのは、細い線を表現するための工夫で、使用する糸も通常のものより細い糸を使ってます。

しかも真っ直ぐな線だけじゃありませんので、先端と末端のデザインの表現には織物設計担当者は何度も試作を繰り返したそうです。

その日の湿度や温度でも微妙に変化することもあるらしいので、試し織りは大切な工程です。

また、この織ネームの仕上がり形状は、アウターの衣類でたまに見ることがある「マイターホールド」という折り曲げ方です。

襟部分に挟み込んで縫い付けてあり、ここをフックに引っ掛けてぶら下げることが出来るタイプですね。

一般的な襟元に縫い付けてあるものは、純粋にブランド名を表示するだけですが、このタイプは吊り下げるような機能性を織ネームに持たせることができます。

出口織ネームでは長年、スペースという制限の中でブランド名の文字やブランドロゴを表現することをやり続けてきましたので、織りの表現力には自信があります。

とてもおもしろい絵柄を表現したものもありますので、順次ご紹介させて頂きます。

 

毛筆風の文字を織物で表現

140117_label 日本国内のお客様からご注文いただきました織ネームです。

このブランドタグの特徴は大きく書かれている「和魂」という文字が筆で書かれたような文字であることですね。

この織ネームを設計した担当者によると、

「毛筆らしいロゴになるように、筆の”はらい”を織で表現する」

のが苦労したそうです。

また、上下に入っている文字も小さいので、しっかり読み取れるように織物設計するのが腕の見せ所ですね。

取り付ける商品に負けない「力強いロゴ」「織ネームとしての耐久性」を満たしたブランドタグになったと思います。

お客様の商品の顔になることが出来ればうれしいですね。

出口織ネームでは、毛筆の文字をラベルや生地に織り込む商品がよくあります。

著名な方の文字を織り込んだコースターや掛け軸などは印刷とは違って、とても高級感があり好評です。 記念品やイベントの賞品などに最適ですよ。

doname-weave

限定数を織り込んだブランドタグ(織りネーム)がイタリアへ

出口織ネームが製作させて頂き、お客様が製品として発売準備中!

serial number label

https://www.facebook.com/5tateofmind(お客様Facebookより)

「made in Italy」ですか。いいですねぇ〜。

当然「made in Japan」もいいですが、イタリア製のものってデザインや色使いがなにか違う気がします。Facebookにある商品もカッコいいですもんね。

あ〜。現地で現物を確認した方がもっといい写真が撮れそうなので、イタリアに出張に行かせてもらえませんかねぇ。

さて、このラベルは昨年の秋頃にお問い合わせ頂き、限定数量の商品に使用される予定とのことで、当社の「シリアル番号入り織ネーム」を応用したラベルをご提案させて頂きました。

限定数量織り込みラベル

限定数量100枚を 「N。1/100」、「N。2/100」・・・「N。99/100」、「N。100/100」 といった感じで表現して限定商品であることをしっかりアピール出来ます。

限定数を印刷したラベルを使っている商品は多いですが、限定数を織り込んだ織りネームを使った限定商品というのは大きなアピールになると感じます。

今回のお客様のラベルは「N。1/100」、「N。2/100」など限定数が織り込まれたラベルが各1枚ずつあれば良いですが、通常の織ネームを織る機械は1枚だけなどといった織り方は出来ず、どうしても複数枚織り上がってしまいます。

当社では必要な番号のラベルを必要な枚数ずつ織り上げることが出来ますので、とても経済的に製作することが出来ます。

詳しくは、出口織ネーム サイト内の「シリアル番号織ネーム』をご参考ください。

※商品写真の掲載に関しては、お客様のご了解を得た上で掲載しております。