朱子織で作ったブランドタグをマイターフォールド折り曲げ

「朱子織」で制作した織ネームの事例です。

この細さを織物で表現するのは、一般的な織ネームより工夫が必要になります。

また、吊り下げにも耐えられるような『強度も持たせた織り方』を選んであります。

織(おり)組織に「朱子織」を選んだのは、細い線を表現するための工夫で、使用する糸も通常のものより細い糸を使ってます。

しかも真っ直ぐな線だけじゃありませんので、先端と末端のデザインの表現には織物設計担当者は何度も試作を繰り返したそうです。

その日の湿度や温度でも微妙に変化することもあるらしいので、試し織りは大切な工程です。

また、この織ネームの仕上がり形状は、アウターの衣類でたまに見ることがある「マイターホールド」という折り曲げ方です。

襟部分に挟み込んで縫い付けてあり、ここをフックに引っ掛けてぶら下げることが出来るタイプですね。

一般的な襟元に縫い付けてあるものは、純粋にブランド名を表示するだけですが、このタイプは吊り下げるような機能性を織ネームに持たせることができます。

出口織ネームでは長年、スペースという制限の中でブランド名の文字やブランドロゴを表現することをやり続けてきましたので、織りの表現力には自信があります。

とてもおもしろい絵柄を表現したものもありますので、順次ご紹介させて頂きます。